今回は、2021年7月に石川県石川県加賀市山代温泉(最寄り駅 JR加賀温泉駅)にあります『星野リゾート 界 加賀』(かい かが)に宿泊させていただきましたので、ご紹介させていただきます。(アクセス)
界では、宿泊中にご当地ならではの色々な体験やサービスを受けることができ、こちらもまた楽しみの一つです。
コロナ禍ですので、通常の催しなどが中止していることもありましたので、いつもとは少し違うかもしれません。
トラベルライブラリー
「お部屋以外にもくつろぎの場所を」ということで、トラベルライブラリーがあります。
ご当地の歴史や文化、自然、工芸にまつわる本などがあります。
また、こちらでは美味しいコーヒーやハーブティーなどもいただけます。
こちらの九谷焼の入れ物が可愛らしいですよね。
冷やし抹茶のふるまい
こちらの石川県は、文化事業に造詣が深い前田家が推し進めた文化政策が、約400年に渡って浸透し続けています。
千利休から教わった茶の湯文化も推進され、現在でも茶道人口が全国でトップクラスなのだとか。
界 加賀では約200年前の伝統建築を修復した茶室「思惟庵(しいあん)」にて、お抹茶と和菓子のサービスがあったようなのですが、コロナ禍でおやすみされていました。
トラベルライブラリーで、15:00〜20:30に冷やし抹茶がふるまわれており、夏、梅雨時期でムシムシしていたのでさっぱりといただけました。
ご当地楽 加賀獅子舞を独自にアレンジした「白銀の舞」
全国に展開している温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」では、それぞれの地域の特長的な文化を楽しめるように、界オリジナルの特別なおもてなし「ご当地楽」があります。
毎晩 21:30 ~ トラベルライブラリーにて開催されています。
界 加賀のご当地楽では、加賀獅子舞を独自にアレンジした「白銀の舞」が披露されました。
加賀地方では、初代加賀藩主の前田利家が金沢城に入城した際、祝いの獅子舞が盛大に行われたことから、民俗芸能として発展したそうです。
加賀獅子の特徴は、
迫力ある獅子頭と大きな蚊帳(かや)。
大きな両眼が鋭く左右に広がった「八方睨(はっぽうにらみ)」と呼ばれる独特の風貌は、インパクトがあります。
「白銀」の名は、界 加賀の前身である加賀藩にも縁の深い、創業寛永元年の老舗旅館「白銀屋」に由来されているそうです。
かなりの迫力でしたので、お子様は注意が必要かもしれません(笑)
幻想的な光がこぼれる 加賀水引の灯り
実施期間~8月31日 17:00~24:00
界 加賀の夏の宵を飾る水引の灯り。伝統的な「あわじ結び」の合間からこぼれる色とりどりの光がとても幻想的な光景です。
暗くなってくると、明かりが灯り出しました。
日が落ちると、とても幻想的でした。
山代温泉湯めぐり 「古総湯」
界 加賀から徒歩1分に位置する「古総湯」。
界 加賀ご宿泊者は無料で古総湯へ入浴することができます。営業時間6時~22時
総湯とはもっぱら北陸地方の温泉地で呼びならわされる外湯(共同浴場)。
総湯を中心に広がる街並みは「湯の曲輪(ゆのがわ)」と称され、情緒あふれる温泉街の原風景として今なお残されています。
ステンドグラスに彩られた「古総湯」は明治時代の総湯を復元した趣のある内装で、当時の入浴方法が楽しめます。まるでタイムスリップしたかのような感じです。
お部屋にあるこちらの風呂敷と、タオルをお忘れなく。
また、湯船があるのみで、洗体などは禁止なのであらかじめシャワーなど浴びられてから、ただ湯に浸かるだけの状態で伺った方がいいかもしれません。
加賀の全てに酔いしれる「地酒と器のマリアージュ入門」
期間2021年6月1日~8月31日 3500円(税込)
界 加賀にゆかりのある魯山人の料理哲学「器は料理の着物」にちなみ、
この哲学を、「地酒」と「器」が組み合わさった2つのセットを通じて手軽に体感できます。
「金継ぎ」に触れるご体験
提供期間~8月31日
日本ならではの技法「金継ぎ」とは、割れてしまった器を鮮やかに修復できる技法のこと。この地の文化のひとつである「金継ぎ」をスタッフが継承されていて体験が行えます。
金継ぎを使った 九谷焼アクセサリー作り 3,000円
鶴仙渓の緑の中に佇む川床で納涼あそび
営業期間 2021年4月1日~11月30日
山中温泉 にある芭蕉も愛した鶴仙渓。ホテルから車で10分ほどのところにあります。
あいにくの、梅雨時期で増水中のため川床は閉鎖されておりました。
館内のショップ 九谷焼などの石川県の名産品が並びます
こちらのショップはかなり品揃えが豊富でした。山中温泉の町や加賀温泉駅ではお土産が少ないので、こちらで購入するのもいいかもしれません。
トラベルライブラリーにもありましたこちらの蓋が九谷焼の瓶もとても可愛らしい。
こちらの九谷焼のおちょこもお食事処で使われていましたね。
ワンチャン、猫ちゃんの箸置きが可愛すぎます。
こちらは、お庭の縁側に飾られていた美しい加賀水引ですね。
なんと、地ビールまでありました。近くにコンビニ的なものはなかったかと思うので飲む人には嬉しいかも。
ギャラリー
北大路魯山人さんの作品もあったり、若手作家の作品があたりと、館内だけでもとても楽しむことができます。
まとめ
今回は、『界 加賀』での過ごし方をご紹介させていただきました。
コロナ禍や梅雨時期だったりと、通常とは少し違うサービスであったかと思います。
ホカンスやおこもり旅をするのにちょうどよく、館内で色々と気軽に伝統に触れることができたり、楽しめるのがありがたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。