今回は、2021年7月に石川県石川県加賀市山代温泉(最寄り駅 JR加賀温泉駅)にあります『星野リゾート 界 加賀』(かい かが)(アクセス)さんと『べにや無何有 (むかゆう)』さん(アクセス)に宿泊し、山代温泉・山中温泉を観光しましたのでご紹介させていただきます。
今回の石川県 加賀旅は2泊3日でこちらのお宿に宿泊しました。
山代温泉観光
『界 加賀』『べにや無可有』があります山代温泉は、加賀温泉駅からタクシーで10分ほどのところにあります。
山代温泉とは
昔、高僧・行基が傷口を湧き水で癒す烏を見て、その湧き水が温泉だったことが山代温泉の始まりといわれており、それ以来「からすの湯」と呼び親しまれているそうです。
また、戦国武将である明智光秀が傷を癒しに湯治に訪れたという有名な温泉地です。
与謝野鉄幹や与謝野晶子、泉鏡花、吉井勇など文人墨客も好んで訪れたそうです。
中でも北大路魯山人はたいへん深いつながりがあるようです。
魯山人は、書家、美食家、陶芸家、料理人など多くの肩書きを持つ昭和の文化人。
その才能開花の一助を果たしたのが実は山代温泉街の旦那衆だったそうです。
九谷焼のふるさとでもあります。
五十音図の創始者・明覚上人にちなむ「あいうえおの小径」が設けられた薬王院温泉寺など見どころもたくさんあります。
1300年の歴史をもつ山代温泉の守護寺で、初代住職の明覚上人は「あいうえお」の創始者と言われています。
樹々に囲まれた「アイウエオの小径」はおすすめの散策スポットみたいなのですが、あいにくの天気で断念しました。
五彩の小径のライトアップ
街の全体図はこちらです。
ぶらりとそぞろ歩きができるレトロで小さな街です。海外の方々に愛されるのが分かります。
街は総湯周辺の「湯の曲輪(がわ)」を中心に広がっています。
古総湯
明治時代の総湯を復元し、外観や内装だけでなく、入浴しながら温泉の歴史や文化が楽しめる「体験型温泉博物館」。
2階の休憩所や、浴室の床や壁の九谷焼のタイルも当時のまま復元されています。
1300年の歴史を誇る山代温泉には、総湯と呼ばれる共同浴場を中心に、旅館や商店が立ち並ぶ「湯の曲輪」という街並み形態が今なお残されています。
多くの文人墨客が訪れ、その歴史の中で独自の文化を育み、街並み形態や昔日の面影は、日本の温泉地の原風景そのものです。
こちらの温泉は、シャンプーや石鹸などは使えず、ただ温泉に浸かるだけしかできないので、各ホテルなどで入浴後に、雰囲気を楽しむ感じで伺ったほうがいいかもしれません。
紅殻格子の風情溢れる「はづちを楽堂」
こちらは平日・コロナ禍でお休みでしたが、そぞろ歩きだけでも楽しい道でした。
温玉ソフト(山代温泉総湯売店)
山代温泉では、歴史的まちなみ「湯の曲輪(ゆのがわ)」の再生と賑わい創出のため、総湯を整備され、老舗旅館であった「旧吉野屋旅館」の門を活用し、歴史を継承されています。
こちらの総湯の売店があり、休憩ができるところもあります。
売店には山代温泉のコスメもありました。
温泉なので温泉たまごがこんなにたくさんありました。
このように丁寧に包装されている温泉卵を見たことがなかったので、これって和菓子か何かなのかと思ってしまいました。
温泉卵ってこういうイメージです(笑)
こちらでは、この温泉卵付きソフトクリームが有名です。
別々に食べたい。。。と普通なら思ってしまいますが、いただいたところ、本当に見事なコラボレーションでした。ソフトクリーム用の醤油がかかっており、塩アイスみたいな味になってさらに濃厚なとろーりとした温泉卵が加わることにより一層美味しくなっていました。
六方焼(惣八)
卵と蜂蜜のみの水分で練った生地にあんが包まれています。
ゆせん温泉玉子
こちらでもゆせん玉子が売られていました。
温泉まんじゅうなどもあり、食べ歩きしてしまいますね。
山中温泉
山代温泉よりさらにタクシーで10分ほど行ったところにあります。
『奥の細道』にも登場し、芭蕉を惹きつけたこの魅力のある土地です。
芭蕉が手をたたいて喜んだという絶景 鶴仙渓もあります。
大聖寺川が織りなす渓谷美は、こおろぎ橋から黒谷橋へと続く一キロにわたる遊歩道で満喫することができます。梅雨時期のため増水中で、川床などはおやすみで、激流でしたが(笑)マイナスイオンをたっぷりと浴びることができたと思います。
あやとり橋
いけばな草月流家元勅使河原宏(てしがわらひろし)氏のデザインによるユニークなS字型の橋。
下から見るとさらに不思議な形です。
橋上から眺める鶴仙渓は絶景です。
また、九谷五彩をイメージしたライトアップ「KAKUSENKEI LIGHT」毎夜開催しているそうなので、こちらの温泉街に泊まられる方にはおすすめです。
ゆげ街道
温泉街を貫く「ゆげ街道」や総湯界隈もレトロな街並みでそぞろ歩きを楽しめました。
こちらのコロッケ屋さんも有名で行列ができるようなのですが、ランチを控えており断念。。。。
総湯の菊の湯 前には可愛らしい鯉がたくさん。
菊の湯の中には、山中座があります。
館内の内装がのべ1,500名からなる山中漆器職人によって造られたそうです。
開湯1,300年の歴史を誇る山中温泉の総湯”菊の湯”、温泉民謡”山中節”、全国一の生産額を誇る”山中漆器”と山中温泉の3つの魅力を一度に体験できる施設です。
お土産もたくさんありました。
温泉たまごには専用のお醤油もあるのですね。
山中温泉は料理の鉄人 道場六三郎さんの出身地のようで、監修されている商品なども並んでいました。
温泉といえばアイス。
山中の伝統工芸といえば、木地師の精緻な技が生きる山中漆器。
木目の美しさや温もりを大切にする山中漆器は世界の人から愛され、生産額でも一位を誇ります。
山代温泉・山中温泉 おすすめランチ
山代温泉 亀寿司
亀寿司 ミシュランガイド石川2021『ミシュランプレート』
山中温泉 湯の町ビストロ 江沼スタシオン フレンチ
● 湯の街ビストロ 江沼スタシオン ミシュランガイド石川2021『ミシュランプレート』2000円〜
上記二件に予約をして伺いました。
コロナ禍の平日ですとお休みのお店も多かったので、行く前に確認されることをお勧めします。
以下は気になったレストランです。
割烹加賀 ミシュランガイド石川2021『ミシュランプレート』 2180円〜
割烹 河口 ミシュランガイド石川2021『ミシュランプレート』 2000円〜
割烹 もりもと ミシュランガイド石川2021『ミシュランプレート』
懐石なか尾 ミシュランガイド石川2021『1つ星』 5000円〜 テイクアウト3000円〜
一力 ミシュランガイド石川2021『ビブグルマン』 夜のみ
まとめ
今回は、山中温泉・山代温泉の観光地などを簡単にご紹介いたしました。
観光というよりも、コンパクトでレトロな街をぶらぶらするような感じでした。
コロナ禍ということもあって、お休みのお店があったりもしましたが、本来海外の方に人気で賑わっているところを空いていたので、ゆっくりと満喫できました。
この辺りは、タクシーアプリが使えず、タクシーを呼んでもらったりするのですがカードが使えないこともあるので事前に確認しておいたほうがいいかと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。