2023年5月に北海道を旅行しました。その際に宿泊した「界 ポロト」をご紹介いたします。
「界 ポロト」の過ごし方
施設自体は、コンパクトにまとまっておりわかりやすいです。
1階のロビー階を中心に温泉(とんがり湯小屋)、「○の湯」、「お食事処」があります。
館内には、他に、トラベルライブラリー、ショップがあります。
また、無料のイベントとして、「魔除けづくり」や「温泉いろは」「羽ばたき体操」などがありました。
世界的にも珍しい「モール温泉」が楽しめる
- 世界的にも珍しい「モール温泉」(北海道でも4箇所しか湧いていないと言われる)
- モール(ドイツ語:泥炭)とは、地層の泥炭層(太古の植物由来の地層)から湧き出るので匂いも植物や土といった独特の匂いで、色は独特な茶褐色が特徴
- モール温泉は「美肌の湯」といわれ、フミン酸、皮膚コンディショニング作用のあるフルボ酸は化粧品にも配合される
- 泉質は、アルカリ性のため、古い角質を落とし肌の新陳代謝を高め、湯上がりの肌はすべすべと滑らかに整う美肌の湯
- アイヌ民族の建築から着想を得た、とんがり湯小屋の「△湯(さんかくのゆ)」とドーム型の「〇湯(まるのゆ)」がある
●△湯(さんかくのゆ)
- 15:00~25:00 / 5:00~11:30
- 湖上に佇む開放的な「△湯」
- 宿泊者限定、男女入替無し
湯上り処から、ポロト湖を望める
- 「△湯」は、施設のアイコンである「とんがり湯小屋」の中にあり、内風呂、露天風呂がある。
- アイヌ文化の建築特徴である、丸太組みの三脚構造である「ケトゥンニ」を基本構造とした湯小屋。
- 内風呂は、源泉かけ流しの「あつ湯」と、心身を鎮静させる「ぬる湯」の2つの湯船がある。
ポロト湖にせり出している露天風呂は幻想的
少しトロッとした感じですが、単純温泉でそこまで体に負荷がかからなかった気がします。
●湯上がり処
営業時間
3:00PM~12:00AM / 6:00AM~11:00AM
ドリンクやアイスキャンデーを楽しめます。イタドリ茶とほうじ茶のブレンドティーやカシス酢がありました。
●温泉いろは
スタッフの方が、白老町のことやこちらの温泉について説明してくださいます。
アイヌの方は、温泉にも神様が宿ると考え、「ユコロカムイ」と言われるそうです。
阿寒の方では「温泉の神様、私たちを助けてください」と挨拶をしてから湯治を行ったりするそうです。
どこの界の施設でも行われるイベントですが、意外と色々とその土地のことも知れるし、温泉についても各施設違いがあるので勉強になり楽しいです。
最初、そこまで興味がなくて参加していなかったのですが、1回参加してみたところ、その面白さに気づきました。
●「〇湯(まるのゆ)」
- 8:00~11:00/13:00~22:00
- 外来利用可(白老町民 400円 / 一般 1,500円)※宿泊者限定で無料利用可
こちらは施設内にあるのですが一般の方も利用できる仕組み。
なんでも以前は地元の方に愛されたポロト温泉があったそうで、そういった町民の方の意を組んでのことでしょうかね。
常連さんもいらっしゃるみたいで、白老のこととかを教えてくれたりもするそうですよ。
一般の方の入り口が別にありました。宿泊者は、館内からの出入り口がありルームキーで開く仕様となっていました。
- 「〇湯」は洞窟の中や地中にいるかのような空間
- 大地から湧き出る茶褐色のモール温泉を実感できるような設計
- 内風呂のドーム天井の頂部には外の自然と繋がる丸い穴があり柔らかな光が差し込む
こちらは、中はコンパクトなつくりなのですが、天井は外部と繋がっていて不思議な空間でした。
ご当地楽
イベントは予約制で時間が書いてある札を先に取っておきます。
こちらのフロント階の暖炉の周りでイケマ作りをしました。
目の前は、とんがり湯小屋が見えています。
アイヌ民族が悪いものを遠ざけるとして身に着けてきた植物「イケマ」。
イケマと北海道の数種類のハーブを組み合わせ、オリジナルの魔除けを作る体験です。
意外と、、、六角形に折る作業が難しいのですが、スタッフの方の上手な誘導でなんとか作成できました(笑)
結び糸は、アットゥシ(木の内皮の繊維を織ったアイヌの織物)から着想を得ているそう。
トラベルライブラリー
営業時間
3:00PM~12:00AM / 7:00AM~12:00PM
アイヌ民族や旅にまつわる本があり、コーヒー、ハーブティーなどがいただけます。
好きなハーブを選んでブレンドティーが作れます。
シラカバ、ハマナス、カレンデュラなど、珍しいですね。
コーヒーやローズヒップのジュースもありました。
ショップでお土産探し
北海道といえば、、昔は熊の置物が有名??で、実家にもありました(笑)
しかし、こちらの熊の置物、、小さくてとっても可愛いではありませんか(笑)これなら困らないかも。
北海道の素材に着目した国産スキンケア製品「ナチュラルアイランド」の商品もありました。
アイヌの伝統的な編みのストラップ
北海道産のきくいも茶、とうきび茶、あずき茶
飲む黒酢(ブルーベリー、カシス)
夜の館内も素敵
トラベルライブラリー
とんがり湯小屋
ポロトの森散策
天気が良ければ、この辺りはハイキングコースがたくさんあるみたいなので、散策してもいいかも。
ただ、春、夏、この辺りは晴れることが少なく、霧も多い。
そして、熊も出ることがあるようで(汗)
朝や夕方、ひとけもなく、霧の天気というときには、ちょっと危険かなと思い、ここまでにしました(笑)