山口・下関(唐戸港)おすすめの観光地/関門海峡を望むレトロとモダンが融合した港町

大分(別府・湯布院)福岡(門司)

2023年4月に福岡県北九州市 門司港へ旅行した際に、対岸の山口県・下関(唐戸港)を訪れプチ観光をしました。

下関・唐戸 レトロな港町

唐戸地区は古くから栄えた港町で、歴史的建造物が数多く残っている地域です。

それらの建物みたり、市場や関門海峡を見ながらのんびりと散歩をするのがおすすめです。

カモンワーフ

門司港からフェリーで訪れて、すぐにあるのがこちらのモールです

レストランや関門の海産物、お土産品店など色々なお店が並んでいます。

お寿司や、海鮮、ふぐ、スイーツなどのレストランがあって、こちらでお食事をするのもありだったなと思いました。

ボードウォークからは関門海峡が一望できます。

下関といえば、ふぐですね(笑)

●フランシスコ・ザピエル下関上陸記念碑

唐戸市場からカモンワーフへと進むボードウォークの途中にあるのがザビエルの来日450年を記念して建立され「ザビエル上陸記念碑」。

フランシスコ・ザビエルは、スペインのナバラ王国生まれでバスク人。

カトリック教会の司祭で宣教師、イエズス会を創設し、日本にキリスト教を伝えました。

ザビエルは、1541年にポルトガルを出発し、翌年インドに到着、その後1549年に、鹿児島・種子島に上陸しました。

1550(天文19)年、フランシスコ・ザビエルは天皇のいる京都に向かうため長崎県平戸をたち、本州最初の地である下関に上陸したようです。

碑には、「たとえ、全世界を手にいれても自分の魂を失ったならば、なんの益になろうか」(マタイ福音書16章26節)というザビエルが日本行きを決意した言葉が刻まれています。

山口の大名 大内義隆(おおうち・よしたか)にも、布教の許可を求め山口にもキリスト教を広めたようです。

唐戸市場

下関、北九州の食のプロも通う卸売市場。

小売りも行っており、一般の人も新鮮な食材が安く手に入るようです。

金・土(10:00〜15:00)、日・祝日(8:00〜15:00)には「活きいき馬関街」が開催され、屋台が出て、握り寿司、海鮮丼、ふく汁等がその場で味わえるのです。

たまたま、日曜日に訪れたのですが、すごい賑わいでした。

毎週金・土・日と祝日に開催される『活きいき馬関街』には、約20店舗のお店が出店し、新鮮なお寿司や海鮮丼などを楽しむことができます。

「馬関街の寿司バトル」

事前情報なしで訪れたので、こんなに賑わっていることにびっくりです。

こちらで、朝ごはん、朝寿司をいただけば良かったと思うくらい、、、、この日、帰りの便が福岡発でしたので、ランチをいただくこともできず、、、残念すぎます。

市場前の「海峡ボードウォーク」には、先ほどのお寿司をテイクアウトされた方々が、こちらでピクニック気分でお寿司をいただいていました。

海峡ボードウォーク

こちらからは、対岸の九州・門司港や、関門橋が見渡せます。

この辺りを散歩するだけでも、気持ちがいいです。

海の大動脈、関門航路。とても大きな船も行き交うので、とても迫力があります。

日清講和記念館

明治28年(1895)、日清戦争の講和会議が開かれ、下関条約が締結されました。

昭和12年(1937)、講和会議の舞台となった春帆楼の隣接地に開館された記念館。

国登録有形文化財でもあります。

講和会議で使用された調度品や、伊藤博文や李鴻章の遺墨などを展示されています。

館内中央には講和会議の部屋が再現されています。

朝鮮半島の権益をめぐり対立していた日本と清国は、明治27年(1894)甲午農民戦争(東学党の乱)をきっかけに開戦。(日清戦争)

戦況は日本軍の圧倒的優勢に進み、翌年清国は日本に講和の打診を始めた。 
明治28年(1895)3月19日、清国の講和使節団を乗せた汽船が関門海峡の沖合に停泊。

翌日から下関の料亭春帆楼で日清講和会議が開催された。

会議には日本全権の伊藤博文、陸奥宗光、清国全権の李鴻章をはじめ両国の代表11名が出席

4月17日に講和条約が調印された。(下関条約)

春帆楼の前には伊藤博文と陸奥宗光の胸像がありました。

「春帆楼」の名は伊藤博文の命名で、伊藤博文が解禁した「フグ食用禁止令」、「ふぐ料理」の公許第1号店でもあるそうです。

赤間神宮 

源平壇ノ浦の合戦に敗れ、わずか8歳で関門海峡に人水された平清盛の孫である安徳天皇を把る神宮。

壇之浦を望む水天門は鮮やかな竜宮造りで国の登録有形文化財でもあります。

「海の中にも都はある」という二位の尼の願いを映したものといわれる。

境内には小泉八雲の怪談で有名な「耳なし芳一」の芳一堂や、宝物殿等がある。

境内から望む関門海峡も美しいです。

ちょうど桜の季節でした。

拝殿の中には、池のように水が張ってあり、ブルーが生えて、さながら竜宮城のようでした。

亀山八幡宮

貞観元年(859)の創建と伝わる古社で、「関の氏神」。

境内には林芙美子文学碑、世界最大のふくの銅像、亀山砲台跡など多くの史跡があります。

こちらの境内からも関門海峡が望めます。

●亀山砲台

こちらには、亀山砲台跡があります。

長府 藩主・毛利元周は幕末の異国船対策として、亀山八幡宮に砲台を築いた。

文久3年(1863年)、亀山砲台からアメリカ商船などに砲撃を行ない(下関事件)、下関戦争へと発展。

長州藩とイギリス・フランス・オランダ・アメリカの列強四国との武力衝突です。

ちょうど、ここから関門海峡を航海する船が見えるので、このような情景だったのかなと思いを馳せます。

大きい船が入ってくると、かなり迫力はあるように思います。

●世界一のふくの像

下関では「ふぐ」を「ふく」と呼び幸福を呼び込むとして親しまれている。
昭和9年、関門ふく交友会の人々が境内表参道東側に「波のりふくの像」を建立。

しかし大東亜戦争末期の昭和19年、金属供出により文字通り鉄砲玉となり台座のみが残った。

平成元年、有志により46年ぶりに再建された。

旧下関英国領事館

明治39年(1906)に建てられ、領事館の建物としては、現存する最古の領事館。国指定重要文化財。

平成26年(2014)7月18日にリニューアルオープン

1階が当時を再現した領事室、2階が英国風カフェ&パプ、附属屋がギャラリーになった。

まとめ:プチ観光にちょうど良い規模でおすすめ

  • 急遽立ち寄った下関・唐戸レトロですが、お散歩するのにちょうど良い規模でした
  • 異国情緒もあり、神社、史跡など小さいエリアに密集していて観光しやすかったです
  • 門司港からもフラッと立ち寄ることができおすすめです
  • 金〜日曜日のお昼には、市場で海鮮や寿司を楽しめます

大分(別府・湯布院)福岡(門司)
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